四柱推命の相性の見方 — 支合・冲・刑・害
四柱推命の相性は、ふたりの命式に並ぶ十二支(地支)の関係を突き合わせて読みます。中心になるのは支合・冲・刑・害の四つで、支合は二つの支が結びつく関係、冲は真向かいで向き合う関係、刑は噛み合わせが軋む関係、害は支合の結びつきを横から妨げる関係を指します。どれも吉凶そのものの名前ではなく、ふたりのあいだにどんな力がはたらきやすいかを示す配置の名前です。命式には地支が四つあるので、ふたり分では十六通りの組み合わせをひとつずつ照らし合わせることになります。
相性は「支どうしの関係」で読む
命式は八字、そのうち下半分の四字が地支です。年支・月支・日支・時支 — 相性の読みは、この四つを相手の四つと総当たりで突き合わせるところから始まります。自分の四支と相手の四支で十六通り、そこに支合・冲・刑・害の表を当てて、当たったものを拾い上げます。
拾い上げた関係は互いを打ち消しません。支合と冲が同時に出ることもあり、その場合は「結びつきもあるし、揺れもある」と読みます。一枚の札で結論が出る占いではなく、出た札を全部並べてから重心を測る、という順序です。
天干どうしの関係や、ふたりの五行のバランスも相性の材料です。ただ、どの場面でどう噛み合うかを具体的なところまで下ろせるのは地支の四関係なので、まずここを押さえると残りの要素も置き場所が決まります。
支合 — 結びつく六組
支合(六合)は、二つの支が手を組む関係です。組み合わせは子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申・午未の六つです。ふたりの命式のあいだにこれが立つと、話が通りやすい、一緒にいると流れが落ち着く、といった読みになります。
ただし多いほど良いとは限りません。結びつくということは、その支が単独では動きにくくなるということでもあります。腰が据わる関係と、身動きの取りにくい関係は、同じ配置の裏表として出てきやすいでしょう。
支のまとまりには、亥卯未・寅午戌・巳酉丑・申子辰の三合や、季節でそろう方合もあります。支合が一対一の握手だとすれば、三合は三つで一つの五行をつくる連携で、出方も規模も別物です。
冲 — 真向かいで向き合う六組
冲は、十二支を円に並べたとき正反対に位置する支どうしの関係です。子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥の六組です。相性でこれが立つと、動きの大きい関係になるとされます。
冲を「壊れる」と訳すと行き過ぎです。実際に起きやすいのは、止まっていたものが動く、役割が入れ替わる、先延ばしにしてきた話に決着がつく、といった変化のほうです。距離が近いほど揺れも大きくなるので、日支どうしの冲はとりわけ体感が強く出やすいでしょう。
冲があるから合わない、という単純な話でもありません。刺激のない関係が続かない人にとっては、冲が関係をつなぐ力として働くこともあるでしょう。配置が示すのは向きであって、良し悪しの判定ではありません。
刑と害、そして破
刑は、支どうしの噛み合わせが軋む関係です。寅巳申の三つ、丑戌未の三つ、それに子卯の組がこれにあたり、同じ支が二つ並ぶ辰・午・酉・亥は自刑と呼びます。正面からの衝突というより、進め方の癖がぶつかって話が長引く、という形で表れやすい配置です。
害は、支合の結びつきを横から妨げる関係です。子未・丑午・寅巳・卯辰・申亥・酉戌の六組がこれにあたります。冲のように向き合うのではなく、思い違いや連絡の行き違いのような、静かなすれ違いとして表れやすいとされます。
破は子酉・丑辰・寅亥・卯午・巳申・未戌の六組で、当サイトの相性診断も支合・冲・刑・害とあわせて数えています。刑・害・破はいずれも作用が細かいので、これだけで相性を決めるのではなく、支合や冲と並べて全体の重心を見ます。
どの柱で当たるかで、読む場面が変わる
同じ冲でも、年支どうしで当たるのと日支どうしで当たるのとでは、読む場面が違います。柱にはそれぞれ受け持つ領域があるとされ、年柱は生まれ育った環境や外向きの縁、月柱は仕事や社会での立ち位置、日柱は本人と最も近い相手、時柱は先の時間や次の世代、という並びで扱われてきました。
だから日支どうしの支合は、暮らしの距離が近いところで噛み合うという読みになり、年支どうしの冲は、育ちの背景や周囲との関わり方の違いとして表れやすくなるでしょう。関係の名前だけでなく、それがどの柱で立ったかまで見るのが相性の読み方です。
出生時刻がわからないときは、当サイトの相性診断は時柱を仮に置いて計算し、その旨を画面に添えています。年支・月支・日支から出る関係はそのまま使えますが、時柱が絡む部分は目安として読んでください。
生まれ年の支だけを取り出した見方もあります。「寅年と申年は冲」のような言い方がそれで、十二支×十二支の144組に整理できます。粗い地図ですが、関係の枠組みを掴む入口としては十分に使えます。
宮合との関係と、ふたりの命式で確かめる方法
韓国では、ふたりの命式を突き合わせるこの作業を宮合(クンハプ)と呼びます。読みに使う関係表は四柱推命と共通で、違いは、結婚という節目でこれを見る習慣が今も暮らしのなかに残っている点です。詳しくは韓国式四柱推命の記事にまとめています。
同じ寅年生まれでも、月支・日支・時支は人によって違います。年支の相性が良くても日支で刑が立つ組み合わせは珍しくないので、細かく見たいときはふたりの生年月日をそろえた命式が要ります。
ふたりの生年月日(わかれば時刻も)を入れると、日干の五行どうしの関係と相性スコアがその場で出ます。書き下した詳しい相性レポートは有料ですが、どの関係が立っているかを確かめるところまでは無料です。
よくある質問
- 四柱推命の相性は何を見て決めるのですか。
- ふたりの命式に並ぶ地支どうしの関係が中心です。支合・冲・刑・害(それに破)の表に当てはまるものを、自分の四支と相手の四支の総当たりで拾い、どの柱で当たったかまで含めて読みます。天干どうしの関係や五行のバランスも材料になります。
- 支合が多いほど相性が良いということですか。
- 多さだけでは決まりません。支合は結びつきなので落ち着きをもたらす一方、結びついた支は単独では動きにくくなります。冲や刑が一緒に立っているかどうかまで見て、関係の重心を判断します。
- 冲がある相手とは合わないのですか。
- 合わないという意味ではありません。冲は変化の量が大きい配置で、動きの起きやすい関係を示します。落ち着きを求める場面では負担になり、停滞を動かしたい場面では助けになるとされます。
- 生まれ年の干支だけでも相性はわかりますか。
- 大枠はつかめます。年支どうしの関係だけを取り出した見方で、十二支×十二支の144組に整理できます。ただし同じ干支の年に生まれても月支・日支・時支は人によって違うので、細かく見るには生年月日をそろえた命式が要ります。
- 宮合と四柱推命の相性は別のものですか。
- 別の占いではありません。宮合は韓国で、ふたりの命式を突き合わせて相性を見る作業を指す言葉です。使う関係表は四柱推命と共通です。
- 相手の生まれた時刻がわからなくても相性は見られますか。
- 見られます。年支・月支・日支から立つ関係はそろいます。当サイトの相性診断は時刻が未入力のとき時柱を仮に置いて計算し、その旨を画面に添えているので、時柱が絡む部分は目安として読んでください。